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「遺伝子組換え」で、 安く、長く、
美しく咲かせます。
現在、花の寿命についての研究開発が進められています。2000年1月、「遺伝子組換え」により、開花期間を4倍に延ばす技術が日本で開発されました。ペチュニアを使った実験では、通常受粉後2日でしおれる花が8日間咲き続けたという結果が得られています。『花の命は短くて』という言葉も、やがてなくなるかもしれませんね。花を長く、美しく咲かせるのも、花のある豊かな暮らしをお手伝いするのも、バイオテクノロジーのひとつ「遺伝子組換え」のチカラです。
そのほかに、『殖やすのが難しい花』の大量生産も、バイオテクノロジーの利用により可能になっています。例えば、ランなどは種子により殖やすのが難しく、株分けで殖やすには長い期間が必要とされます。このような植物も、バイオテクノロジーにより短い期間で大量に作ることができるようになりました。屋久杉に代表される天然記念物の樹木など、貴重な植物の保存・増殖にも利用されています。
●「遺伝子組換え」は、バイオテクノロジーのひとつです。
青いカーネーションは
幸せを呼ぶ花。
『サムシング・ブルー』という言葉をご存じですか?花嫁が青いものを身に着けると幸せになれるという、ヨーロッパに古くから伝わるおまじないで、日本でも青い花の入ったブーケが人気です。ところが青い花の種類は少なく、そこで誕生したのが、「遺伝子組換え」で作られた青いカーネーション。もうすでに結婚式でも使われています。
青いカーネーションに続いて、英語では「不可能(存在しないもの)」の代名詞だった「青いバラ」も誕生し、結婚式や特別なお祝いの花束などに大活躍しています。
私たちの心を豊かにする技術としても、「遺伝子組換え」は役に立っています。
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更新日: 2018年3月5日
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