世界に冠たる醸造技術
酵母の力で作る日本酒は、とても長い歴史のあるお酒。酵母の発酵作用によりお米からお酒になります。日本では古くから発酵技術が進んでおり、千年以上前から今とおなじような醸造技術で日本酒が作られていたといわれています。
おつまみには発酵食品
ぬか漬け、お酢、醤油、味噌、鰹節などは日本で昔から作られている発酵食品です。
「なれ鮨」や「くさや」は臭いが強いけれど、うま味たっぷりで美味しい食べ物。発酵により食べものは、そのまま食べるより、さらにおいしく消化吸収もよく、身体に優しい食品になります。
バイオ技術
発酵技術
発酵食品は、微生物の力を使って、食べ物が変身したものをいいます。発酵も腐敗も、微生物の働きで食品成分が分解された状態をいいますが、微生物のつくりだす酵素によってアルコールや乳酸等、人間に有用なものに変身させる場合は「発酵」。また人間にとって有害物質や悪臭を発生させる場合は「腐敗」と区別されています。日本人は昔から「発酵技術」を賢く利用して、豊かな食生活をおくってきました。