おいしいお肉をお届けするために
おいしくてやわらかい、質の良い肉、たくさんお乳を出す牛などは、品種改良され作り出されています。今、私たちがこれらをおいしくいただけるのも、長い時間をかけて交配、選抜等の品種改良を何度もくり返し、慎重に取り組んできた結果です。
生産性や品質の向上を目指して
肉質がよい牛がいても、その牛から生まれる子牛が、すべて親牛と同じ肉質になるわけではありません。しかも牛は1年に1頭、一生に約10頭しか出産しないため、良い肉は希少価値で高価なものになってしまいます。
そこで、畜産の生産性や肉質の向上を目指して、人工授精、胚移植、体外受精といった技術の研究開発が進められ、実用化されています。
まだ実用化はされていませんが、クローン技術も慎重に研究が重ねられています。
バイオ技術
品種改良
品種改良はバイオ技術のひとつです。人間にとってよりよい性質に改良する技術であり、現在私たちが食べている野菜、くだもの、肉等は、ほぼ全て品種改良されています。豚、牛に関しても肉質などを向上させる目的で品種改良が行われています。品種改良の最先端に位置するのが遺伝子組換え技術です。