遺伝子組換え技術を用いた「遺伝子組換え食品」は、バイオテクノロジーを使って作られた食品の一部です。 「バイオテクノロジー食品」としては、例えば、現在、スーパーやコンビニエンス ストアに並ぶ「焼き立てパン」が挙げられます。パン酵母は冷凍すると活性が落ちるため、今までパン生地の冷凍はできませんでした。しかし、パン酵母の「細胞融合」により「冷凍しても性能の落ちないパン酵母」が誕生し、その結果、いつでも冷凍生地を焼いて焼き立てのパンを販売できるようになりました。 また、家庭で使う「和風だし」もバイオテクノロジーの産物です。日本の三大味、 昆布・鰹節・椎茸のそれぞれのうまみの本体は、グルタミン酸ナトリウムやイノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムで、これらは現在微生物の代謝を利用して作られています。 参考資料: ご存じですか?遺伝子組換えによる「バイオ食品」 (日本生活協同組合連合会)
更新日: 2006年10月25日