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朝顔に彩られた、江戸の町

奈良時代、薬用として遣唐使が中国から持ち帰ったといわれる朝顔。それが江戸時代になると庶民の娯楽として愛されるようになり、自然に起こる遺伝子の変化(突然変異)による「変化朝顔」の鑑賞も盛んでした。こうした朝顔の珍種は高値で売買されるため、下級武士たちが内職としてその栽培と、花や葉の色・形・模様などの「品種改良」に励んだといわれています。また、植木行商も盛んで、独特の売り声が長屋の路地裏に響き渡っていたそうです。

●朝顔三十六花撰
三十六歌仙にちなんで、江戸時代の銘花を集めた図譜をご紹介。
九州大学 仁田坂 英二 所蔵

ひとつひとつを大きくご覧になりたい方はこちらからご覧いただけます。
http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/mg-files/woodprint/36-kasen/index.html

●変化アサガオにおける花・葉型の多様性
九州大学 仁田坂 英二 所蔵

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