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バイオテクノロジーの基礎用語辞典(7ページ中の3)

22.DNAチップ
ガラスなどの基板の上に多種類のDNA断片や合成オリゴヌクレオチドを貼り付けた物で、たくさんの遺伝子の働き具合(発現)を一度に測定したり、特定の遺伝子がゲノムに存在するかどうか、変異を起こしていないかどうかなどを調べる目的に使われる。
最近になって、たくさんの遺伝子を一度に細胞に導入してその効果を調べる目的にも使われるようになった。
23.バイオインフォマティクス
コンピューターを用いた遺伝子およびタンパク質の構造・機能解析に始まり、それらの分子の生体内での作用や発現レベル、相互作用、病態との関わりなどの情報を含んだ生体情報解析あるいはデータベース化するようなシステムの総称。
24.アンチセンス(Antisense)
タンパク質を合成する(合成を指示する)mRNA(メッセンジャーRNA)の塩基配列を、センス、あるいは、センス配列と呼ぶ。
この配列に対して相補的な塩基配列を、アンチセンス と呼ぶ。正常の細胞内では、DNA→mRNA→タンパク質という流れで遺伝子情報が伝達されるのですが、この遺伝子情報の流れを人工的に合成したDNAで遮断(阻害)する方法をアンチセンス法という。
アンチセンスの遺伝子阻害効果を調べることで、遺伝子が生合成プロセスにおいてどのような働きをするか(遺伝子機能:gene functionalization)を特定できるので、遺伝子機能ツールとして使用することができる。
25.バイオマス
バイオマスとは生物由来の資源(バイオ/Bio)の量(マス/Mass)のことで、具体的にはわら、もみ殻、家畜の糞尿、生ゴミのような廃棄物や、サトウキビやトウモロコシのような資源作物を指している。

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