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「遺伝子組換え植物」で、医薬品原料など有用素材を生産(3ページ中の1)

遺伝子組換え技術の発展により、これまでは難しかった「植物」による有用素材の生産が可能になります。

医薬品の有効な素材の多くは、タンパク質です。しかし、自然界からこのタンパク質を抽出し、精製することは、技術的に難しい上にコスト高であるという点が問題です。
そればかりではなく、生体からの抽出精製の場合には、病原菌の混入などによる感染症のリスクも考慮する必要があります。

そこで近年、遺伝子組換えにより、植物体による有用なタンパク質などを生産する研究開発が期待されています。
植物による生産は、従来の方法と比較すると、安全性、経済性、品質、安定性、可食性、環境調和性など多くの点で優れているため、世界各国で研究開発が進められています。

遺伝子組換え植物からの生産プロセス

  1. 植物に有用な遺伝子を組込み、安定した「遺伝子組換え植物」を作る
  2. 光、空気、水などをコントロールした閉鎖型の植物工場で栽培する
  3. 医療用原材料、試薬、酵素、機能性食品など、さまざまな有用物質を作り出す

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  2. 「遺伝子組換え植物」で、医薬品の原料や試薬などの有用素材を生産

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