7/11開催 Food Bio Plus 研究会第3回研究会(ハイブリッド)報告 | 一般財団法人バイオインダストリー協会[Japan Bioindustry Association]
JBAからのお知らせ

7/11開催 Food Bio Plus 研究会第3回研究会(ハイブリッド)報告

2023年7月11日(火)13:30~17:00、Food Bio Plus 研究会を当研究会会員限定でハイブリッドで開催し、100名を超える参加を得た(会場参加者27名、オンライン83名)。

第1部では、ワーキンググループ等の進捗、「細胞農業研究機構様からのルール形成動向情報」を提供し、「精密発酵についての情報提供」と題して事務局から膨大な情報を提示した。

第2部は『精密発酵・バイオものづくり』セミナーと題して開催し、現状と課題を具体的に確認した。

「バイオものづくりラボ」
 長森 英二 氏(大阪工業大学 工学部生命工学科  准教授)
「食品用酵素の開発および上市に向けての取り組み」
 堀口 博文 氏(合同酒精(株) 酵素医薬品研究所 所長)
「精密発酵ビジネスの現在地と今後 〜消費者とテクノロジー」
 橋詰 寛也 氏((株)Kinish 代表取締役)
パネルディスカッション 
・日本における現状や課題について
【司会進行】小川 順 氏(京都大学大学院教授、Food Bio Plus研究会会長)

 長森氏の紹介した大阪工業大学バイオものづくりラボでは、NEDO特別講座として、産業バイオ人材育成セミナーを実技教育を備えた形で開講しており、実務を伴ったトレーニング(OJT)による高度産業バイオ人材育成の場としても機能している。わが社でも参加を検討したい、との声が上がっていた。
堀口氏の講演に対しては、企業にとっては収益が重要であり、新しい製品開発は、受容性とコストダウンのための技術開発をクリアする必要がある。規制整備は重要だが、まずは技術開発、ニーズの確認が必要ではないか、などの声が聞かれた。橋詰氏の消費者受容についての話題は、消費者とどう向き合っていくかを考える上で示唆に富む内容であった。
懇親会では、異分野の方々との充実したディスカッションが行え、役に立ったとの声が聞かれた。

230711_fbp_1.jpg

230711_fbp_2.jpg


次回研究会(第4回)は、10月17日(火)に、『フードテックの意義を問う~LCA・食料安全保障』をテーマに開催する。