個別技術紹介

遺伝⼦組換え植物を利⽤した
⼤規模有⽤物質⽣産システムの実証開発

(国研)産業技術総合研究所、北海道⼤学、
東京⼤学、⿅島建設(株)、デンカ(株)

技術の説明

光合成によって⼆酸化炭素を固定する植物の物質⽣産への利⽤はGHG排出量の⼤幅削減に効果的であると考えられます。
我々は、植物の⼀過性発現系を⽤いて独⾃の効率性を追求した『植物による物質⽣産システム』を構築するための技術開発を実施しています。すなわち、遺伝⼦組換えやゲノム編集技術を⽤い⽬的タンパク質の⾼発現を可能にする宿主植物の改変・改良から、⾶躍的にバイオマスを増加させるための環境調節・栽培技術の開発、⼤量の植物試料からの効率的な抽出・精製⽅法の開発まで⼀気通貫で、省エネルギーで⾼効率に⽣産可能なプロセスを構築するための実証開発を⽬指しています。

応用先

  • 植物を⽤いた有⽤タンパク質(医薬品原材料等)の⾼⽣産技術全般
    例︓医薬品(ワクチン・抗体等)、診断薬、試薬(アニマルフリー培地成分等)、機能性⾷品、化粧品、⼯業⽤酵素等の有⽤タンパク質など



プレスリリース(2023年10月5日付)

遺伝子組換え植物で生産したタンパク質を高効率に一貫抽出できるシステムを開発
―炭素循環型社会の実現に向け、バイオ由来製品生産技術の社会実装を目指す―
NEDO((国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構)
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101695.html

遺伝子組替え植物で生産したタンパク質を高効率に一貫抽出できるシステムを開発
ー炭素循環型社会の実現に向け、バイオ由来製品生産技術の社会実装を目指すー
鹿島建設(株)
https://www.kajima.co.jp/news/press/202310/pdf/5e1-j.pdf

最終更新日:2023年11月24日 10:48