個別技術紹介

培養状態の定量的記述技術

~菌体内外の成分変化を測定~

大阪大学、九州大学

技術の説明

最先端のメタボロミクス技術、質量分析技術を活用して、細胞外成分および細胞内成分の計測を行い、プロセスと関連付けた育種、プロセス開発に必要な「培養の良し悪し」を判断するためのデータを取得します。

取得対象:細胞外培地成分(糖、アルコール、アミノ酸、有機酸、無機塩、揮発成分等)
細胞内:内因性代謝物(糖、糖リン酸、核酸、脂質、アミノ酸、アミン等)、タンパク質(中心代謝酵素)

応用先

  • バイオプロダクション用微生物発酵プロセスの解析
  • 食品微生物発酵プロセスの解析
  • 医薬品生産用動物細胞培養プロセスの解析

参考資料

  • 「メタボロミクスの先端技術と応用」バイオテクノロジーシリーズ、シーエムシー出版(2013)
  • 「メタボロミクス実践ガイド」別冊実験医学、羊土社(2021)

最終更新日:2022年11月12日 23:35