プロジェクト概要

研究開発の⽬的

微⽣物等を活⽤したバイオによるものづくりは、従来の化学プロセスに⽐べ、常温常圧下での反応が進⾏する等、省エネルギーな物質⽣産プロセスが組み⼊れられる可能性があるとともに、原料を化⽯資源に依存しないバイオマスからの物質⽣産も期待されることから、炭素循環型社会実現に資するものづくりへの⼤きな変⾰が期待できると考えています。バイオマス等を原料としたものづくりへの転換、炭素循環型社会の実現を⽬指す上で強化すべき取組として、バイオ資源活⽤促進のための各種技術や従来法にとらわれない次世代⽣産技術の開発等について情報解析技術を活⽤して確⽴することが急務です。
本プロジェクトでは、バイオものづくり産業の基盤として、バイオ資源活⽤促進のための各種技術や従来法にとらわれない次世代⽣産技術開発を実施します。次世代⽣産技術としてはスケールアップや後⼯程の回収・破砕、分離、精製等まで含め、⼯業化に向けた⽣産プロセスに関わる技術の開発と検証を⽬指します。

研究開発の内容

研究開発項⽬①「バイオ資源活⽤促進基盤技術開発」

環境中から直接回収されたゲノムDNA情報や⼆次代謝関連遺伝⼦群をデジタル技術との融合による解析を活⽤しつつ、新たな酵素群・微⽣物資源・植物等の取得を進め、あわせて関連する技術の開発を⾏います。

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研究開発項⽬②「⽣産プロセスのバイオファウンドリ基盤技術開発」

既存の設備等も活⽤しつつ、実⽣産への橋渡しを可能とするスケールを有し、⼀気通貫で⽣産プロセスを検証し評価サンプルを創出できるバイオ⽣産システム基盤の構築とその周辺技術開発を⾏います。さらに、⽣産プロセスから得られる情報等に基づく産業⽤スマートセル開発の実現を⽬指し、⽣産パラメーター情報等をフィードバック可能とする情報解析技術を開発します。LCA評価⼿法も取り⼊れて技術課題の解決と新たな技術を理解する⼈材の育成も図ります。

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研究開発項⽬③「産業⽤物質⽣産システム実証」

炭素循環型社会の実現に向けて特定の⽣産ターゲットを設定した上で、⽬的物質の⽣産性向上を狙うとともに、量産化を⾒据えて⽣産プロセスの最適化を図り、産業⽤スマートセル等の⽣物機能を活⽤した物質⽣産による⽣産物のサンプル評価を⾏います。

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プロジェクト実施体制

2020-2024年度研究実施体制

最終更新日:2023年5月12日 10:00