バイオ⽣産プロセスにおけるLCAによる排出CO2の算出⽅法の確⽴
〜排出CO2を意識したバイオ⽣産プロセスの開発〜
Green Earth Institute(株)
〜排出CO2を意識したバイオ⽣産プロセスの開発〜
Green Earth Institute(株)
地球温暖化問題の深刻化に伴い、化学品について、その⽣産過程でどの程度のCO2排出があるのかが問題となっており、バイオ⽣産プロセスの開発にあたっても、様々な⽣産条件がCO2排出量に与える影響を考慮する必要がある。⼀⽅で、現在、CO2排出量を算出するには、バイオ⽣産プロセスにおける⽣産条件が⼀通り確定した後にLCAを実施しており、研究開発段階で、様々な条件を柔軟に設定してCO2排出量の推計をしながら、製品開発を進めるといったことができていない。
本研究開発では、バイオ⽣産プロセス全体を通じて、CO2排出を伴う全てのプロセスを明確にしたうえで、実験ごとに変動するデータについては、研究開発をしながらインプットし、CO2排出量が算出できるような算定モデルを作成し、バイオ⽣産プロセスの開発とLCAを同時に実施可能とすることを⽬的とする。
バイオ⽣産プロセスのうち、前処理・糖化・発酵の各プロセスを対象範囲としてLCAを実施し、CO2排出量の寄与が特に⼤きいフローを特定した。また、バイオ⽣産プロセスの開発の⽣データにおける各項⽬から、特に寄与の⼤きいフローが算出されるまでの関係性についても整理した。
バイオ⽣産プロセスの研究開発におけるLCAシステムの⽐較
最終更新日:2022年11月12日 23:35