バイオテクノロジーが関連している分野毎にカラーをつけて、「XXXバイオテクノロジー」のように呼ばれることが、主としてヨーロッパでいわれています。
健康な血の色から、医療に応用されるバイオテクノロジーを「レッドバイオテクノロジー」、農業に応用されるものを「グリーンバイオテクノロジー」、そして工業生産用に応用されるバイオテクノロジーを「ホワイトバイオテクノロジー」と呼んでいます。
最近、日本の研究者により「イエローバイオテクノロジー」という呼称が提案されています。これは環境に係わるバイオテクノロジーを指していますが、“自然の摂理の限界を超えてさまざまな意味で黄色信号が灯り、サッカーに例えるとイエローカードがまさに今我々人類に出されている状態を意味”(生物工学会誌 第85巻 p167 (2007) 抜粋)して名付けられたそうです。
なお、日本では、一般的にバイオテクノロジーの産業利用全体を「グリーンバイオ」と呼んでいます。