一般財団法人 バイオインダストリー協会

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機関誌「バイオサイエンスとインダストリー(B&I)」

「バイオサイエンスとインダストリー(B&I)」は(一財)バイオインダストリー協会(JBA)が隔月で発行している機関誌です。 機関誌B&Iでは、飛躍的に発展するバイオサイエンスの最新情報を、バイオに携わる最前線の研究者が丁寧に解説しています。

バイオテクノロジーは、医薬、ヘルスケア、医療機器、食品、化学、エネルギー、環境等、広範な分野で使われています。B&Iは、基礎研究、応用研究だけでなく、産業化への展開などのテーマも数多く取りあげ、バイオ関連産業を担う企業やアカデミアの研究者、政策立案を行う官公庁の担当者、その他さまざまな方に購読いただいています。
B&IはJBA法人会員、個人会員ご入会の方に無料でご提供しております。会員以外で購読をご希望の方は、1冊からご購入いただけます。この機会に、JBAご入会、B&Iご購読をぜひご検討ください。

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最新号目次

2021 VOL.79 NO.5

巻頭言

◆共に(松山 旭)

総説

◆ファージゲノム解析に基づく腸内細菌叢制御の新戦略(藤本康介・井元清哉・植松 智)

要旨
 腸管内には常在微生物叢が存在し、宿主の健康に大きな影響を与えている。次世代シーケンサーを用いたゲノム解析技術の進展の結果、常在微生物叢の構成の乱れが様々な疾患の病態メカニズムに関係していることが明らかとなってきた。筆者らは、以前から腸内細菌を宿主とする腸内バクテリオファージ(ファージ)に着目し、腸内ファージゲノム解析パイプラインの確立や ファージゲノムデータベースの構築を行ってきた。さらにはその解析技術を用いて、新たな腸内細菌制御法の開発に挑戦している。本稿では、ファージゲノムの解析手法の詳細や難治性疾患に対する腸内微生物叢の機能解析を概説しながら、筆者らの最新の知見を紹介する。

解説

◆小分子化合物による細胞内タンパク質の分解制御技術(益田時光)

要旨
 細菌のPersister細胞とは自身の代謝や細胞活性が低下した細菌細胞であり、生合成を阻害する抗生物質に対して、感受性が著しく低い。筆者らはこのPersister細胞が高い熱耐性を示すことを明らかにした。本稿ではPersister細胞の性質とその制御について紹介する。

◆「電子環化酵素」の発見とそれを利用したアルキルベンゼンのワンポット合成(葛山智久・張 倢)

要旨
 漢方薬原料「甘草」に含まれる天然の甘味成分であるグリチルリチン生合成の鍵となる新しいタイプの配糖化酵素CSyGTを発見し、本酵素遺伝子を含む計7種の遺伝子を導入した出芽酵母で、グリチルリチンを発酵生産した。

◆シナプス接着タンパク質NLGN3を介した社会性の発達を調節する分子機構(吉田知之)

要旨
 神経細胞間シナプスを誘導する細胞接着分子はシナプスオーガナイザーと呼ばれる。本稿では 自閉スペクトラム症の発病に密接に関わるシナプスオーガナイザーNLGN3が社会性の発達を調節する分子機構を紹介する。

トピックス

◆黒ウコンポリフェノールによる長寿遺伝子産物SIRT1の活性化機構(張 迷敏・立﨑 仁・永田宏次)

◆アスコルビン酸噴霧による植物における組換えタンパク質の生産増加(野﨑翔平・三浦謙治)

◆ホルマリン固定試料を用いたプランクトン群集のDNA配列情報解析(塩崎拓平・伊藤史紘・原田尚美)

◆タデ科藍のインジカン生合成系の大腸菌内再構成(井上慎太郎・南 善子)

◆ジャガイモとトマトのアルカロイドの毒性を決定するジオキシゲナーゼの発見(秋山遼太・水谷正治)

◆アルカリ性不良土壌での農業を可能にする環境調和型鉄吸収促進剤の開発(小林高範・鈴木基史・難波康祐)

◆無機元素の多変量解析に基づく日本ワインの特徴(清水秀明)

◆飲酒量はなぜ増える?-ショウジョウバエから探る脳神経メカニズム(市之瀬敏晴)

◆コリネ型細菌のNADH酸化系欠損による増殖および有機酸代謝への影響(前田智也)

◆マイクロデバイスを用いたタンパク質-リガンド複合体構造解析法の開発(真栄城正寿)

バイオの窓

◆持続可能な幸福とバイオ・インダストリー(西尾陽介)

国際動向

◆生物多様性条約SBSTTA24およびSBI3参加報告(井上 歩)

◆バイオ医薬品プロセス関連技術についての海外動向調査(4)(渡邊正人)

◆BioPhorumの活動(Dan Spacie)

産業と行政

◆8大学医工連携オンラインセミナーの開催と展望(小野洋一)

◆「博士人材追跡調査第3次報告書」から-産業界で活躍する博士の姿-(星野利彦)

特集

新型コロナウイルス感染症(4)

◆核酸増幅法を用いた唾液からのCOVID-19の目視による迅速診断法の開発(藤田博仁・桑原正靖)

◆新型コロナウイルス検出に使われるダイレクトPCRと変異検出PCR技術(大場利治)

◆新型コロナウイルスの迅速デジタル検出技術(渡邉力也)

◆新型コロナウイルス感染症に対する不活化ワクチンの開発(園田憲悟)

バイオプラスチック

◆生分解性プラスチックの海洋分解性評価(中山敦好)

JBAニュース

◆故炭田精造氏を偲んで

JBAバイオエンジニアリング研究会
◆小委員会活動キックオフ説明会 ─会員相互の能動的な議論で日本のバイオ産業を変えよう!─

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「バイオサイエンスとインダストリー(B&I)」までの道のり

酒精協会誌(1942年~1943年、第1巻)

JBAの前身は、1942年に創設された任意団体「酒精協会」で、第1巻第1号「酒精協会誌」は同年4月に発刊されました。しかし、当時の印刷用紙は配給制であったため、第1号第7巻~第12巻は2号合本で作製されたようです。

醗酵協会誌(1943年~1974年、第2巻~第33巻)

酒精協会は、1943年(昭和18年)に財団法人に認可、改称し、新たに「財団法人発酵協会」として活動スタートしました。それに伴い、「酒精協会誌」は「醗酵協会誌」として改題され、第2巻を発刊しましたが、戦中・戦後という時代の中で1948年(昭和23年)までは、複数号の合本での発刊、休刊が続きました。苦難の5年間を乗り越え、1949年(昭和24年)からは、6年ぶりに毎月発刊できるまでになりました。

発酵と工業(1975年~1988年、第34巻~第46巻)

1975年、「財団法人発酵工業協会」へと改組され、協会の新発足を機に、機関誌も「発酵と工業」と改題されました。
 1983年には発酵工業協会内に、バイオインダストリーの振興とその健全な発展に寄与するため、「バイオインダストリー振興事業部(Bioindustry Development Center)」が開設されました。その後、1987年、発酵工業協会とその特別部会であるバイオインダストリー振興事業部とを発展的に改組、「財団法人バイオインダストリー協会(Bioindustry Development Center)」となりました。

バイオサイエンスとインダストリー(1988年~ 、第46巻~ )

「発酵と工業」、「BIDEC NEWS」の統合を行い、1988年4月より「バイオサイエンスとインダストリー」が生まれました。

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