一般財団法人 バイオインダストリー協会

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機関誌「バイオサイエンスとインダストリー(B&I)」

「バイオサイエンスとインダストリー(B&I)」は(一財)バイオインダストリー協会(JBA)が隔月で発行している機関誌です。 機関誌B&Iでは、飛躍的に発展するバイオサイエンスの最新情報を、バイオに携わる最前線の研究者が丁寧に解説しています。

バイオテクノロジーは、医薬、ヘルスケア、医療機器、食品、化学、エネルギー、環境等、広範な分野で使われています。B&Iは、基礎研究、応用研究だけでなく、産業化への展開などのテーマも数多く取りあげ、バイオ関連産業を担う企業やアカデミアの研究者、政策立案を行う官公庁の担当者、その他さまざまな方に購読いただいています。
B&IはJBA法人会員、個人会員ご入会の方に無料でご提供しております。会員以外で購読をご希望の方は、1冊からご購入いただけます。この機会に、JBAご入会、B&Iご購読をぜひご検討ください。

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最新号目次

2017 VOL.75 NO.5

巻頭言

◆バイオインダストリーと日本農芸化学会の輝かしい未来(佐藤隆一郎)

目で見るバイオ

◆透過型電子顕微鏡でタンパク質の結晶ができる瞬間を捉える(木村勇気)

キーワード
透過型電子顕微鏡、核生成、タンパク質、その場観察

総説

◆生体臓器の機能再現に向けたOrgan-on-a-chip技術の開発(鳥澤勇介)
Organ-on-a-chip technology for functional reproduction of organs

要旨
マイクロエンジニアリング技術と細胞・組織培養技術を融合することで、Organ-on-a-chip と呼ばれる新規な生体模倣デバイスが近年開発されている。これは、生体内の環境を忠実に模倣することで、臓器レベルの細胞機能を再現する技術である。従来の細胞培養技術では再現できなかった細胞機能が保持可能となり、新規なプラットフォームとして、病気のモデル化や創薬などへの応用が期待されている。本稿では、Organ-on-a-chip 技術を主要な臓器デバイスを例に解説し、特に、筆者らが取り組んでいる骨髄機能の再現に向けたデバイスの開発に関して紹介する。

キーワード
マイクロデバイス、組織工学、生体模倣、病態モデル、薬剤評価

解説

◆創薬を目指す糖タンパク質精密化学合成(原口拓也・岡 彩惠・天﨑瑶子・梶原康宏)
Chemical synthesis of glycoproteins with human-type oligosacchrides

要旨
近年、ヒト型糖鎖が結合した糖タンパク質を有機合成法により精密に調製できるようになった。本稿では、エリスロポエチンをモデルに化学合成し、その糖鎖機能を調べた成果を述べる。

キーワード
エリスロポエチン、糖鎖、化学合成、シアル酸、糖タンパク質化学合成

◆光により遺伝子発現を制御する新規バイオプロセスの開発(中島満晴・早出広司)
Development of novel bioprocesses based on light-regulated gene expression systems

要旨
シアノバクテリアや大腸菌を宿主とする組換えDNA 技術を基調としたバイオプロセスへの応用を目的として、光による遺伝子発現制御システムを開発した。さらに高精度な遺伝子発現制御系を目指し人工光センサタンパク質を開発した。

キーワード
シアノバクテリア、補色適応(CCA)、光遺伝子発現制御系、人工光センサタンパク質

◆微生物燃料電池を利用する産業排水処理技術の開発(窪田恵一・渡邉智秀・珠坪一晃)
Development of industrial wastewater treatment system using microbial fuel cells

要旨
微生物燃料電池技術は、種々の有機物分解過程において電気エネルギーを回収可能なことから、廃水処理技術への利用が広く検討されている。本稿では、本技術の産業廃水処理への取り組みについて解説を行う。

キーワード
生物学的廃水処理、微生物燃料電池(MFC)、発電微生物、産業廃水処理、創エネルギー

◆醤油の特徴香成分の生成機構(渡部 潤・上原健二)
Unraveling the production mechanism of a key aroma compound in soy sauce

要旨
今から約40 年前に単離された4-hydroxy-2(or 5)-ethyl-5(or 2)-methyl-3(2H)-furanone(HEMF)は醤油の特徴香成分の1 つと考えられている。最近の解析で明らかになってきたHEMF の生成機構を紹介する。

キーワード
醤油、酵母、アルデヒド、メイラード反応、フラノン

トピックス

◆X線自由電子レーザーによる膜タンパク質構造決定法(溝端栄一)
Structure determination of membrane protein by X-ray free electron lasers

要旨
近年、ヒト型糖鎖が結合した糖タンパク質を有機合成法により精密に調製できるようになった。本稿では、エリスロポエチンをモデルに化学合成し、その糖鎖機能を調べた成果を述べる。

キーワード
膜タンパク質、X 線自由電子レーザー、連続フェムト秒結晶構造解析、位相決定法、界面活性剤

◆タンパク質の結晶化過程のナノスケール"その場"観察(木村勇気)
In situ observation of protein crystallization processes on the nanometer scale

キーワード
核生成、透過型電子顕微鏡、ナノ粒子、その場観察

◆高親和性ヒドロゲナーゼ:大気水素を利用する放線菌(菅野 学)
Actinobacteria utilizing tropospheric H2 by a high-affinity hydrogenase

キーワード
微生物、Streptomyces、植物共生、水素循環、 生物触媒

◆細菌ペプチドグリカンの新規生合成機構(佐藤康治・馮 若茵・大利 徹)
Novel mechanism of peptidoglycan biosynthesys in bacteria

キーワード
ペプチドグリカン、生合成、微生物、グリコペプチジルグルタミン酸エピメラーゼ

◆コラーゲン微粒子を用いた「多孔性」3 次元生体組織の作製(山田真澄・関 実)
Three-dimensional tissue engineering using collagen microparticles

キーワード
生体組織工学、コラーゲン、微粒子、肝細胞、創薬アッセイ

◆花色を変えるアントシアニン配糖化酵素(志村華子・許 揚昕)
Glycosyltransferases involved in anthocyanin modification determine the flower color

キーワード
アントシアニン、花色、配糖化酵素、ロベリア、ラムノース転移酵素

◆ビールの苦み成分にアルツハイマー病予防効果(阿野泰久・中山裕之)
Preventive effects of bitter components in beer against Alzheimer's disease

キーワード
アルツハイマー病、脳内炎症、ミクログリア、ホップ、イソα酸

◆潰瘍性大腸炎に対する抗菌薬と糞便移植の組み合わせ療法(伊藤翔子・高橋正倫・石川 大)
Combination therapy with fecal microbiota transplantation and antibiotics for ulcerative colitis

キーワード
便移植、潰瘍性大腸炎、バクテロイデス門、腸内細菌、A-FMT

バイオの窓

◆水際の適応 -ハプニングを求めて-(小埜栄一郎)

JBA 30周年記念シリーズ

◆各国が推進するバイオエコノミー戦略とは何か?【第3回】
バイオエコノミーの「現在地」と「未来地図」-論文、競争的資金データを用いた解析と展望-
(原 泰史)

産業と行政

化石燃料に代わるバイオ燃料創出に向けて(2)

◆海洋ケイ藻を用いたCO2 削減効果を有するグリーンオイル一貫生産技術開発に向かって(松本光史)

◆オイル産生藻類ボツリオコッカスの大量生産に向けた研究開発(千田浩隆・田中 浩)

◆屋外レースウェイポンドにおける油脂生産性微細藻類の培養(小松さと子・保井秀彦・福田裕章)

国際動向

◆JST/CRDS とNEDO による調査報告書および最新海外動向(ドイツハイテク戦略とBioSTEP)~バイオ戦略策定の参考となる海外動向調査の紹介~(坂元雄二・林 智佳子)

◆オバイオ医薬品プロセス関連技術についての海外動向調査(1)(渡邊正人)

◆ベルギー・フランダースのバイオエコシステム(塚本芳昭)

会員の動き


JBA人事異動(着任)


次号予告


編集後記

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「バイオサイエンスとインダストリー(B&I)」までの道のり

酒精協会誌(1942年~1943年、第1巻)

JBAの前身は、1942年に創設された任意団体「酒精協会」で、第1巻第1号「酒精協会誌」は同年4月に発刊されました。しかし、当時の印刷用紙は配給制であったため、第1号第7巻~第12巻は2号合本で作製されたようです。

醗酵協会誌(1943年~1974年、第2巻~第33巻)

酒精協会は、1943年(昭和18年)に財団法人に認可、改称し、新たに「財団法人発酵協会」として活動スタートしました。それに伴い、「酒精協会誌」は「醗酵協会誌」として改題され、第2巻を発刊しましたが、戦中・戦後という時代の中で1948年(昭和23年)までは、複数号の合本での発刊、休刊が続きました。苦難の5年間を乗り越え、1949年(昭和24年)からは、6年ぶりに毎月発刊できるまでになりました。

発酵と工業(1975年~1988年、第34巻~第46巻)

1975年、「財団法人発酵工業協会」へと改組され、協会の新発足を機に、機関誌も「発酵と工業」と改題されました。
 1983年には発酵工業協会内に、バイオインダストリーの振興とその健全な発展に寄与するため、「バイオインダストリー振興事業部(Bioindustry Development Center)」が開設されました。その後、1987年、発酵工業協会とその特別部会であるバイオインダストリー振興事業部とを発展的に改組、「財団法人バイオインダストリー協会(Bioindustry Development Center)」となりました。

バイオサイエンスとインダストリー(1988年~ 、第46巻~ )

「発酵と工業」、「BIDEC NEWS」の統合を行い、1988年4月より「バイオサイエンスとインダストリー」が生まれました。

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