【開催日時】 2024年11月12日(火)15:30~17:00
【会場】 Zoom配信
【定員】 500人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会
個別化された医療は、理想だけれども採算は合わない―そんな課題が多く聞かれるなか、京都大学iPS細胞研究所 金子新教授の研究室が、革新的なプロジェクトを発足しました。2025年の大阪・関西万博までに、患者さん自身の細胞から免疫細胞を作ってガンと戦うための細胞製造機器「My T-Server」の試作機完成を目指しています。このプロジェクトは、2024年4月、Panasonic、ベンチャー企業のシノビ・セラピューティクスと共にプレスリリースによって公表されました。
全体最適のマネジメント理論TOCを活用して、新たながん治療方法を確立・普及するプロジェクトを支援
このプロジェクトの背景には、「イノベーション創出」、「ビジネスモデルの構築」、「開発期間の短縮」という、研究開発の3つの課題における既成概念へのチャレンジがありました。
実現すればイノベーションではあるものの、採算性の確保を阻む難題が山積する自家移植での再生医療は、本当にビジネスになるのか?不確実性の高いバイオビジネスで、具体的な期限を定めて試作機完成を目指すと言い切れるのはなぜか?これらの答えが、あらゆる業界で目覚ましい成果を再現してきた全体最適のマネジメント理論「TOC(Theory of Constraints)」にそって紐解かれます。
TOCは、全世界で1000万人が読んだビジネス小説『ザ・ゴール』の著者エリヤフ・ゴールドラット博士が開発した理論であり、近年はさらなる進化を遂げています。TOCの特筆すべき特徴は、人がかかわる組織において、自然科学と同じレベルの科学理論を確立した、と言われている点です。
セミナー講師は、ゴールドラット博士の愛弟子であり、本プロジェクトを支援した Goldratt Japan CEO 岸良 裕司氏。「個別化移植」という最新事例と、それを支えるマネジメント理論について伺います。医薬品開発やバイオ産業が切望する「イノベーション創出」、「ビジネスモデル構築」、そして「開発期間の短縮」がどのように実現されたのか?をわかりやすくお話いただきます。オープンイノベーションやエコシステム構築などでは多くのステークホルダーが関わるためになかなか成果が出ないと言われていますが、本プロジェクトでは、関係者が志をひとつにして活動を加速させています。
その理論と実践もご説明します。
内容は以下の通りです。
・My T-Serverプロジェクトの概要
・自然科学と同じ再現性のある科学的マネジメント理論TOCとは
・なぜ研究開発の生産性の倍増が可能なのか?
・イノベーション創出における理論と実践
・ビジネスモデル構築における理論と実践
・開発期間の短縮における理論と実践
・山中伸弥教授からのメッセージ
・3歳児からCEOまで活用できる科学的ブレイクスルー発想法「TOC思考プロセス」
・京都大学iPS細胞研究所 金子新 教授からのメッセージ
・ゴールドラット博士が伝えたかったメッセージ「月曜日が楽しみな会社にしよう!」
研究開発における3つの既成概念に挑戦!科学的マネジメントの理論と実践
「イノベーション創出」、「ビジネスモデルの構築」、「開発期間の短縮」の3つを追求したiPS細胞でのがん治療プロジェクトに学ぶ
岸良 裕司 氏(Goldratt Japan CEO)
質疑応答・討論
無料
マイページにログイン後、最下部の申込ボタンからお申込み下さい。
※セミナーのお申し込みには、会員・非会員問わず、マイページのご登録申請が必要となっております。
マイページ未登録の方は、こちら よりご登録をお願いいたします。
マイページの申請から登録完了までには数日お時間をいただく場合がございます。お早めにマイページ登録をお申し込みください。
11月10日(日)
※参加者名簿は主催者・講師等で共有いたします。
※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。
(一財)バイオインダストリー協会(担当:北嶋、矢田)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)