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4大学+1企業アグリ食品セミナー「食の未来を創るパートナーシップ:産学連携がもたらす機能性革新」

  • 農林・水産
更新日:2024年2月29日
最先端の研究や事業を行っているアグリ食品関係の研究者・民間企業に登壇いただき、様々な研究内容や革新的なアイデアについて学び、具体的な産学連携を検討する!

開催概要

【開催日時】 2024年3月15日(金)14:00~16:50

【会場】 Zoom配信および(一財)バイオインダストリー協会(ハイブリッド)

【会場URL】 https://www.jba.or.jp/images/JBAmap1_new.jpg

【定員】 500人

【主催】 (一財)バイオインダストリー協会

【後援】 日本農芸化学会(予定)

協 力    :北海道大学、東北大学、新潟大学、名古屋大学
協 賛    :日本生物工学会(予定)

JBAが主催する大学+企業アグリ食品セミナーは、今回で3回目を迎えました。各回、特定テーマについて、最先端の研究や事業を行っている研究者・民間企業に登壇頂き、様々な研究内容や革新的なアイデアについて学び、具体的な産学連携を検討頂く場としてご活用頂いております。2024年3月は食品の機能性を主題に「食の未来を創るパートナーシップ:産学連携がもたらす機能性革新」と題してセミナーを行います。ご関心の皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
※司会:東北大学(幹事校)

プログラム

14:00~14:05

開会挨拶
JBA事務局

14:05~14:30

①「苗床(サロン活動)とガレージで生み出す食と農の新しい産学連携」
寺野 真明 氏(名古屋大学 未来社会創造機構 オープンイノベーション推進室・室長 特任教授 兼務)、(株)TOKAI INNOVATION INSTITUTE 執行役員)
食と農(第一次産業全般含む)は、グローバル化、フラット化が進む現代において、ローカル、地域性に強く紐づくことのできる、その土地の風土、文化、くらしと切り離すことのできない価値とされる。特に日本文化を語るには"和食文化"の存在は欠かせない。大学と企業、社会が協力し、"食"とその原点である"農"における、価値の明確化と事業化に取り組む試みを開始した。アカデミアとビジネスが入り混じる「サロン」を苗床に、実装に向けてアイデアを具体化する「ガレージ」の仕組みとその現状について紹介する。

14:30~14:55

②「ビタミン・食品成分が持つ機能性の探索」
大崎 雄介 氏(東北大学 農学研究科 准教授)
ビタミンは体の機能調節に必須な微量栄養素である。我々はビタミンKの生理作用について研究していたところ、従来知られていた栄養素としての働きの他に、精巣において男性ホルモン産生に関わることを見出した。この発見を端緒として、他のビタミンや食品成分、例えばビオチンやS-アリルシステインなどが男性ホルモン産生に与える影響や、抗炎症作用など、他の機能性に関する研究を産学連携で行ってきた成果について、一部を紹介する。

14:55~15:20

③「抗真菌ペプチドの活用によるマイコバイオーム改善への可能性」
落合 秋人 氏(新潟大学 工学部 准教授)
マイコバイオームは生物体や環境に存在する真菌のコミュニティーを指す。特に腸内マイコバイオームは健康に重要な役割を果たすと考えられており、この腸内バランスの崩れが健康への悪影響を引き起こすことが近年の研究で明らかにされつつある。この講演では、食品由来の抗真菌ペプチドに焦点を当て、その特性と腸内マイコバイオームの改善への寄与の可能性について紹介する。

15:20~15:45

④「健康寿命を延ばす効果のある機能性成分の探索」
加藤 英介 氏(北海道大学 大学院 農学研究院 准教授)
日本人の平均寿命と健康寿命の差は約10年といわれている。男性ホルモンは運動機能にかかわるため、その維持により運動機能を保つ効果が期待できる。また、血管年齢も健康の維持に重要なファクターであり、血管の老化を防ぐことで健康寿命の延長が期待できる。本講演ではこうした成分の探索からin vivoでの評価まで、具体的な実例を交えて紹介する。

15:45~15:55

休憩 (10分)

15:55~16:35

【企業からの発表(講演30分+質疑10分)】
「大学、企業との価値共創による新規機能性食品素材の研究開発事例~産学連携の成果と展望~」
卯川 裕一 氏((株)ダイセル ヘルスケアSBU事業推進室 事業戦略グループ マネージャー)
産学連携による新規機能性食品素材の研究開発事例と展望について紹介する。フジッコ(株)との共同研究による肌の健康を維持する機能性表示食品の開発や、北海道大学との共同研究で進めているこんにゃくセラミドの脳機能改善効果、複数の大学との共同研究で社会実装したザクロ抽出物の代謝物ウロリチンAの開発経緯、ホップ抽出物の代謝物アストロホップ®の最新開発動向などについて言及する。

16:35~16:45

JST事業紹介
丹野 史典 氏(JSTスタートアップ・技術移転推進部 地域イノベーショングループ マッチングプランナー)

16:45~16:50

閉会挨拶
JBA事務局

【現地のみ】閉会後、情報交換・名刺交換会(1時間程度)

※講演プログラム・講師について ⇒  こちら をご参照下さい。(PDF 334KB)

参加方法

講演会参加費

無料

お申し込み

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お申し込み締め切り

 3月13日(水)

※講師は現地発表、講演はオンライン配信となります。
※参加者名簿は主催者・講師等で共有いたします。
※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。

お問い合わせ

(一財)バイオインダストリー協会(担当:矢田、岸本、北嶋)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)