【開催日時】 2023年6月16日(金)14:00~16:10
【会場】 MS-Teams
【定員】 500人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会 Food Bio Plus 研究会、バイオエンジニアリング研究会
【後援】 (公社)日本農芸化学会(予定)
【協 賛】 (公社)日本生物工学会(予定)
Introduction:バイオエコノミーと農林水産業
座 長 :藤島 義之 氏 ((株)農林中金総合研究所リサーチ部 理事研究員)
世界の食料と農業をめぐる状況を概観する
三石 誠司 氏(宮城大学食産業学群教授、食産業学群副学群長)
ウクライナ侵攻により最も懸念された問題の1つが、世界でも有数の穀倉地帯ウクライナにおける穀物の生産と流通、価格への影響である。国際紛争が発生すると、平時における最も有利な輸送ルートが遅延、途絶し、運賃や保険料、燃料費、為替動向などが大きな影響を受け、最終製品価格に反映される。一点集中の形で拡大した長いサプライ・チェーンの場合、どこかが機能不全に陥ると、代替ルートが無い場合の被害は甚大である。生産地と消費地が遠いと、それをつなぐサプライ・チェーンの安定がいかに重要かがわかる。また、炊けばすぐに食べられるコメと異なり、小麦粉の加工には油を使用することが多い。調理用植物油はインドネシアのパーム油、カナダの菜種油などが有名だが、ウクライナのヒマワリ油は黒海から地中海沿岸諸国の人々にとって調理に欠かせない。講演では、世界の小麦やトウモロコシをめぐる状況、さらに食肉の生産と貿易の状況を踏まえ、世界の食料と農業をめぐる状況を概観する。
食文化の多様性を踏まえた持続可能な食をめざして
氏家 清和 氏(筑波大学 生命環境系 准教授)
食肉がもたらす環境負荷、健康への悪影響や人畜共通感染症リスクなど、人類社会への負の影響が指摘されている。発展途上国の経済成長に伴うタンパク質需要の増加を考えると、食生活の豊かさと、食肉に依らないタンパク質源の多様化を両立することは地球規模の課題である。
演者らは、代替肉などの新しいタンパク質食品ならびに豆腐などの伝統的タンパク質食品に対する消費者選好分析に基づき、食文化の多様性を考慮した食の持続可能性向上方策の提案を試みている。大規模な消費者選好データの解析により、これらの課題にアプローチしており、その取り組みの現状を紹介する。
ディスカッション
座 長:藤島 義之 氏((株)農林中金総合研究所リサーチ部 理事研究員)
※講演プログラム・講師について ⇒ こちらをご参照下さい。(PDF 907KB)
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6月14日(水)
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(一財)バイオインダストリー協会(担当:岸本、橋本、矢田)
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