機能性食品研究会
SDGsの17目標の3番に「すべての人に健康と福祉を」と謳われ、健康志向がますます高まる中、機能性食品の分野はこれからのバイオ産業の中核をなしていくものと考えられます。2013年7月に発足した機能性食品研究会は、食品・健康食品に関する最先端の情報発信をはじめとして、食品産業界全体で議論すべき課題について検討してまいりました。超高齢社会の中、食での健康維持増進への大きな期待に応えるべく活動を続けております。
会長 佐藤 隆一郎
(東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 社会連携講座「栄養・生命科学」 特任教授)
会長
会長
佐藤 隆一郎(東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 社会連携講座「栄養・生命科学」 特任教授)
目的
国民の健康寿命の延伸と機能性食品関連産業の益々の興隆のために「何ができるか」、「何をすべきか」を研究会一丸となって議論、検討し、その解決に向けた活動をも推進することで、食の価値向上、食のプレゼンシー・ステイタス向上を目指します。
また、新しい素材や機能の評価技術といった協調領域に関する基礎および応用研究を促進し、信頼される食品を社会へ送り出すことを目的とします。
活動内容
国民の健康寿命の延伸と産業振興への貢献を目指し、バイオ戦略2020に紐づく活動を推進し、講演会や会員相互の意見交換などを通じて 「食品」に関わる法律・制度の見直しに向けた要望と提言を纏め、JABEX等と連携して関係機関へ提出します。
機能性食品産業において、一企業では解決を図ることが難しく、業界一丸となって議論すべき技術課題を研究会で議論し、その解決に向けた研究を支援することで、食品産業のイノベーションとグローバル展開を見据えた新事業創出に繋げます。
今年度活動方針
- 「食」の価値を自然にかつ効果的にアピールできる仕組み造りに向けた環境の基盤整備の推進
- 食による健康長寿社会の実現を目指し、国民の健康労働寿命の延伸と機能性食品産業振興への貢献
- 産官学政での議論を通じ、食の研究と産業とを繋ぐ政策提言の実行
- 機能性表示食品制度の見直しに向けた提言・要望およびパブコメ等への意見提出をJABEX等関係機関とも連携し実施
研究会メンバー/幹事
メンバー構成(2024年5月10日現在)
学界 4機関 / 産業界 31社 / 公的研究機関等 5機関 計40機関
本年度活動
『食で実現する健康寿命延伸~腸内細菌のヘルスサイエンスとグローバル市場展開~』
前年度活動
機能性表示食品の科学的エビデンスの質に関する産官学における動向情報を収集するとともに会員相互に意見交換をすることでより理解を深めることに努めた。また、「健康食品」のさらなる市場拡大と健康寿命延伸に向けた情報として、「機能性表示食品新ガイドラインの動向」、「KISTECの未病改善研究」、「食薬の壁を超えるサイエンスとレギュレーション」、「タンパク質との相互作用を介した食品成分の機能性」「腸内環境を通じて免疫機能を維持することの意味」をテーマに5回の講演会を開催し、新たな方向性について参加機関全体で意見交換を行った。
お問い合わせ・入会方法
本研究会の運営・企画等への積極的な参画にご興味がある方は、事務局まで下記メールでお問い合わせください。
お問い合わせ
(一財)バイオインダストリー協会
機能性食品研究会事務局 矢田・大木・安田
TEL:03-6665-7950
E-mail:yatamek(at)jba.or.jp / okiats(at)jba.or.jp / yasudatks(at)jba.or.jp ((at)は@に置き換えて下さい)
2020年度提言・要望書(2020.4月提出)「2019年度研究会テーマとして議論」(2019年3月11日)