活動紹介

植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発「高生産性微生物創製に資する情報解析システムの開発/糸状菌を用いた有用タンパク質同時生産制御による有効性検証」

[委託元] 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
[事業期間] 2016(平成28)年度~2020 (令和2)年度

平成28年7月1日付、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発」に係わる事業において糸状菌を用いた有用タンパク質生産に係る研究開発とアウトリーチ活動に参画しました。

バイオテクノロジーの発展に伴い、植物や微生物等の生物を用いた物質生産技術が注目されており、全世界で関連市場が今後急速に拡大していくと予想されています。これに対して、欧米を中心にその市場獲得に向けた取り組みが進められている状況であり、我が国でも競争力確保のために、情報技術を利用した合理的な遺伝子設計と、大規模な遺伝子組換えの融合による独自の技術構築が必要と考えられました。

そこで本事業では、遺伝子設計に必要となる精緻で大規模な生物情報を高速に取得するシステム、細胞内プロセスの設計、ゲノム編集などを産業化するための技術開発を行い、これらを利用して植物等による物質生産機能を制御・改変することで、省エネルギー・低コストな高機能品のバイオプロセスによる生産を可能とする高機能細胞(スマートセル)構築のための各種要素技術の開発が推進されました。JBAは糸状菌を題材として、公的研究機関、大学、企業との共同で開発された要素技術について複数酵素同時生産制御への応用有効性を検証しました。

NEDOスマートセルプロジェクト アウトリーチ活動

JBAは本プロジェクトのアウトリーチ活動も担当し、その一環として、プロジェクトの活動と成果を紹介するホームページを作成いたしました。是非ご覧ください。またプロジェクトを紹介する記事の掲載やセミナーも開催いたしました。

日本語ページhttps://www.jba.or.jp/nedo_smartcell/project/

English Pagehttps://www.jba.or.jp/nedo_smartcell/en/

本プロジェクトにおいてこれまで開発された要素技術およびその要素技術を用いた有効性検証等について、機関誌「バイオサイエンスとインダストリー」に連載(Vol.77 No.4~Vol.78 No.5)した記事を1冊にまとめました。

「バイオサイエンスとインダストリー(B&I)」誌抜粋版(2019年~2020年)
「植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発」事業 高生産性微生物創製技術とその応用例(HTML5版で開きます)

NEDOスマートセルプロジェクト技術セミナー「スマートセル創出プラットフォームの構築と実証」

第1回 微生物利用による物質生産(技術総論、芳香族化合物・油脂事例)

【日時】2019年9月24日(火) 10:30~17:00
【場所】御茶ノ水ソラシティ・カンファレンスセンター(東京)
【資料】第1回要旨集(HTML5版で開きます)

第2回 微生物利用による物質生産(技術紹介、有用酵素・色素事例)

【日時】2019年11月21日(木) 13:00~17:30
【場所】TKPガーデンシティ PREMIUM京橋(東京)
【資料】第2回要旨集(HTML5版で開きます)

NEDOフェスタin関西 2019
第3回 微生物利用による物質生産(技術総論、芳香族化合物・油脂事例)

【日時】2019年12月18日(火) 10:30~16:30
【場所】グランフロント大阪北館・ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター(大阪)
【資料】第3回要旨集(HTML5版で開きます)

参考情報

 

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